E-VOLVOX for Schoolは、情報の分類、整理、構造化を支援するアプリケーションです。
丸い形状のプレートやプレートが複数繋がったリングをくっつけたり、切り離したり、別のリングにしたりして情報を分類、整理することができます。
また、リングやプレートの階層を移動して構造化することもできます。
このアプリケーションは、伝えるチカラプロジェクト(代表:放送大学 中川一史教授)とスズキ教育ソフト株式会社の共同研究によって開発しています。
●公開に向けて
中川一史(伝えるチカラプロジェクト・代表/放送大学・教授)
近頃、様々な思考ツールが話題になっています。特に、マッピングだったりベン図だったりと、シンプルなものは、よく授業で使われるようになってきました。しかし、上位概念・下位概念を構造的に理解させるようなものは、そもそもが難しいからでしょうが、なかなかありませんでした。
そこで、タブレット端末環境下において、授業において、情報の整理・分類・構造化・説明に活用できるアプリを、スズキ教育ソフトから開発・公開しました。
その名も、「E-VOLVOX」。VOLVOXとは緑藻の一種で、本アプリがその姿形に似ていることから名付けられました。
さまざまな学習場面で試行錯誤が可能で、時系列ではない新しい形のプレゼン活動も可能です。
正直な話、シンプルなアプリですとは言えないかもしれません。しかし、自分(たち)が考えていることを可視化し、捉え直すのにきっと役立つと信じて世に送り出しました。
ぜひご賞味あれ!
〈主な特長〉
・丸い形状のプレートに文字や写真、動画、手がきの文字やイラストなどを加えることができます。
・プレート同士は、結合してリングにすることができ、1つのリングを1つのテーマや話題として扱うこともできます。
・それぞれのプレートには、別のリングやプレートを関連付けて、構造化することができます。
・プレートは、3D表示にすることができ、より構造を理解しやすくなります。
・プレート上でピンチアウトすると、プレートを大きく表示することができます。また、リングの場合、フリックすることで前や後ろのプレートに移動できます。1枚表示は、どのプレートからも行うことができます。
・プレートを大きく表示し、フリックで進んでいくことができるため、この機能を使ってプレゼンテーションを行うこともできます。
・AirDropを使用して、プレートやリング、ボードだけでなく、写真や文字ボックスも送ることができます。
・データ書き出しを行うことで、iTunesからデータを取り出すことができます。また、他の端末から取り出したデータをiTunes経由で読み込ませることもできます。